長谷工の茨木工場を共同運営・・・・ヤマックス

　�潟с}ックス（熊本市中央区水前寺３丁目、茂森拓社長）は、�樺ｷ谷工コーポレーション（東京都港区）が茨城県かすみがうら市に新設する内床プレキャストコンクリート（PCa）の製造工場を共同で運営する。一昨年１１月に運営会社に対し、長谷工社、伊藤忠丸紅住商テクノスチール�梶i東京都千代田区、略称MISTS社）、�椛蜍ｦ建設（千葉市中央区）の３社と共同で出資した。昨年１０月から本格稼働している。
　同工場は、長谷工社がマンション建設現場での生産性向上・品質安定化に向けた板状マンションの外部階段などや、タワーマンションの柱・梁、内床・外床のＰＣａ化に加え、今後新たに板状マンションの内床のＰＣａ化を進めるにあたって新設するもの。敷地面積４６４２９�uに鉄骨平屋建て（８８１０�u）のプレキャストコンクリート製造工場を建設している。同工場の共同運営において、ヤマックスは、技術協力、工場運営支援、運営・管理スタッフ派遣を担い、長谷工社が本工場の賃貸と製造管理、ＭＩＳＴＳ社がＰＣａ実施設計等、大協社が運営・管理スタッフ派遣等をそれぞれ担当する。なお、同工場では、関東全域の長谷工社のマンション建設現場を対象に使用される年間３０００戸超の内床ＰＣａの製造を予定しており、将来的には年間５０００戸超まで増やす予定。
　プレキャストコンクリートとは、建物の構造体や部材などを専門工場であらかじめ製造、現場に搬送し組み立てる工法のこと。建設業界において課題となっている労務減少への対応とマンション工事の受注量増大を見据えた施工体制構築に向け、部材のＰＣａ化を含む工業化工法の採用を拡大することで、建設現場における更なる生産性向上と働き方改革を実現したい意向。