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五高・熊大の「今昔」を紹介・・・・熊本大学

 熊本大学(熊本市中央区黒髪2丁目、小川久雄学長)は、同大五高記念館で3月25日まで、第五高等学校と現在の同大を対比する写真展を開催した。
 同大の歴史や文化財建造物への関心を高めようとキャンパスミュージアム推進機構が企画した。旧制第五高等学校は1950年に閉校し、その敷地建物が熊本大に引き継がれているが、重要文化財や登録有形文化財などの建物のほか、武夫原や表門から中門へと続くサインカーブも元の位置にあるものの、学寮や講堂など撤去された建物も少なくない。展示では五高時代のアルバムから選定した当時の建物や敷地の写真と現在の同じポイントを対比。変わったところと変わらないところを視覚的に紹介した。

感染症が社会に与える影響について討論

 また、同大学は3月22日、教育や経済などの観点から感染症が社会に与える影響を論考するシンポジウムを実施した。会場は黒髪北キャンパス内のくすの木会館。
 「感染症と社会」と銘打って論理学や経済学などの多分野から論考するもの。当日はヒトレトロウイルス学共同研究センターの松下修三特任教授や熊大大学院の門岡康弘生命科学研究部教授、岡田行雄教授、八幡英幸教育学研究科教授がそれぞれ医学や法学、教育学などの視点からハンセン病やHIV、コロナなどの感染症に関する情報伝達や教育の在り方について討論した。また、教育学系、法学系、医学系、看護系の研究者による共同研究「ハンセン病・HIV/AIDS・Covid-19の事例を踏まえた感染症に関する科学コミュニケーションの研究」について成果を報告するポスターセッションなども実施した。
 「ハンセン病・HIV/AIDS・Covid-19の事例を踏まえた感染症に関する科学コミュニケーションの研究」は、分野横断型の研究によって学術水準の向上や若手研究者の育成、研究領域の創生を目指す大学院先導機構の「クロス・フロンティア研究推進事業」に採択されている。

環境が与える魚の性決定について研究紹介

 また、同大学は2月25日まで蔦屋書店熊本三年坂で「メダカで解き明かす性の不思議」展を開催した。
 県内で15店舗のTSUTAYAを運営するニューコ・ワン鰍ニの共同企画。魚の性が決定する要因について研究する同大学大学院先端科学研究部(理学系)の北野健教授が行う研究内容をパネルで紹介した。また、実験に使用しているオスとメスで体色が異なるメダカを会場に展示したほか、2月23日に「オスとメスが決まるしくみ」と題した北野教授のトークイベントも行った。
 北野健教授は九州大学農学部卒。1999年熊本大学大学院自然科学研究科博士課程修了。2000年助手、05年助教授、10年准教授を経て、19年から現職。専門領域は動物生理学
_くまもと経済 業界NAVI_:2025年4月28日発行 No.527

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