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12月の有効求人倍率は1・19倍・・・・熊本労働局

 熊本労働局が1月31日に発表した24年12月の県内有効求人倍率(季節調整値)は前月から0・05ポイント減少し、1・19倍だった。医療・福祉の求人が前月から15%減少し、求人倍率を大きく引き下げた。
 大規模求人を行う複数の病院で求人の提出がなかった影響を受け、医療・福祉が前月から628人減少した。有効求人数は前月比4・0%減の3万4239人となり、4カ月ぶりに減少。有効求職者数は前月比0・1%減の2万8733人となり、4カ月ぶりに減少した。正社員の有効求人倍率(原数値)は前年から0・1ポイント上回り、1・22倍だった。新規求人倍率(同)は前年と同水準の3・01倍。新規求人数は前年から8・8%減少し、1万1574人だった。そのうち、一般フルタイム求人は同5・2%減の7764人、一般パートタイム求人は同15・3%減の3810人だった。
 新規求人状況を主要産業別に見ると、建設業、製造業、サービス業(他に分類されないもの)が前年同月と比べ増加。とくに製造業の項目の一つで半導体製造装置の製造を含む「生産用機械器具製造業」が半導体や自動車の受注増に伴う求人を行い、前年の308・7%増となる188人だった。サービス業(他に分類されないもの)は「職業紹介・労働者派遣業」が半導体派遣の増加によって求人を増やした。一方、運輸業・郵便業、卸売業・小売業、宿泊業・飲食サービス業、医療・福祉が減少。とくに医療・福祉が昨年から17・1%減少した3646人だった。
 新規求職申込件数は前年から2・4%下回り3850人。そのうち、一般フルタイムは同7・8%減の2333人、一般パートタイムは同7・3%増の1517人だった。また、常用求職者(パートを含む)を在職者・離職者・無業者の様態別にみると、在職者は前年同月比10・8%減の1088人、離職者は同1・3%減の2378人、無業者は同23・1%増の368人。離職者のうち事業主都合離職者は4・5%減の525人、自己都合離職者は同0・1%減の1718人、前職自営などは24・4%増の51人となった。新規常用求職者(パートを含む)全体では同2・4%減の3834人となった。
_くまもと経済 業界NAVI_:2025年4月28日発行 No.527

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