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売上高は8・9%増の76億200万円・・・・ビューティカダンHD

 生花祭壇事業の潟rューティカダンホールディングス(熊本市南区流通団地1丁目、舛田正一社長)の2025年6月期決算は、売上高が前期比8・9%増の76億200万円、経常利益が同95・3%減の400万円で増収減益だった。増収は6期連続、減益は2期連続。当期純利益は同50・6%増の4200万円。
 生花祭壇事業や生花卸売事業の売上が伸長した一方、原価や人件費の高騰が利益を圧迫した。生花祭壇事業はM&Aによる営業エリアの拡大や新規拠点の展開に伴い、受注が拡大し増収。売上高は40億7700万円だった。生花卸売事業は気候変動の影響で出荷量が減少したものの、生花の単価上昇で売上が増加。輸入品の取り扱いも増加傾向にあり、売上高は25億5400万円。ブライダル装花事業は福岡と関西で新規の顧客開拓が進んだ一方、熊本では取扱件数が減少傾向で減収となり、売上高は3億3500万円。レストラン事業や農業など、その他事業の売上高は6億3400万円だった。
 26年6月期決算は、気候変動や連作障害の影響に対応できる栽培ノウハウを応用し生産の安定化を図る。売上高は前期比1・3%増の77億円、経常利益は約18・8倍の7500万円、当期純利益は同7・0%減の4千万円で増収増益を見込んでいる。
 舛田社長は「今期も気候変動の影響は続くため、生花の需要と供給のバランスを維持できるよう、管理面に力を入れたい」と話している。

沖縄県のCultiveraと業務委託契約

 また同社は6月1日、農業生産における技術開発の海ultivera(=カルティベラ、沖縄県、豊永翔平社長)と栽培技術の導入に向けたコンサルタント業務委託契約を結んだ。
 地域資源と先端技術を融合した新たな農業モデルの確立を目指すもの。連携の主な内容は、農業分野における栽培試験計画の作成および指導、農業用栽培施設・設備に関する指導、栽培指導およびノウハウ提供、データ・成果物の相互提供による実証と最適化など。Cultivera社が開発・展開するバイオサイエンスと環境制御技術を融合した「モイスカルチャー農法」によるビューティカダンHDのキク栽培や周年栽培への応用、ESG、持続可能性の視点に基づいた地域農業のモデル構築などを目指す。期間は今年6月1日から2026年5月31日まで。
 Cultiveraは沖縄科学技術大学院大学が運営するスタートアップ支援施設・OIST Innovation Incubatorに拠点を構え、モイスカルチャー農法を開発・展開する農業分野のスタートアップ企業。モイスカルチャー農法は湿度環境を活用した栽培方法で、特殊繊維を使ったシートを用い根域空間の湿度をコントロールすることで、少量の水分かつ無排水、省エネルギーでの作物栽培が可能といった特徴を備えている。気温変動や温暖化の進行で異常気象の頻発や生産環境の不安定化が深刻化する中、環境負荷の少ない持続可能な解決策を提供している。
 ビューティカダンHDは「電気代や肥料などが高騰する中で、モイスカルチャー農法はコストを削減できる点が魅力。まずは当社が栽培するキクや周年栽培に応用したい」と話している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2025年11月30日発行 No.534

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