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熊本保健科学大と健康づくりで包括的連携協定・・・・協会けんぽ熊本支部

 全国健康保険協会(協会けんぽ)熊本支部(熊本市中央区辛島町、冨田和典支部長)は10月31日、㈻銀杏学園 熊本保健科学大学(同市北区和泉町、竹屋元裕理事長・学長)と県民の健康づくりに寄与する施策の推進に向けた包括的連携協定を締結した。
 保健医療分野に関する専門知識・技術の教育と研究を行う同大学と連携することで、双方が保有する人的資源や情報を有効活用することが目的。同支部の加入者のうち40歳以上・男性の健康診断結果を見た場合、高血糖リスク者、脂質リスク者、腹囲リスク者の各割合が全て全国順位で45位となっており、いわゆるメタボリックシンドロームのリスク保有者の多さが健康課題となっている。また、医療費のデータでは、糖尿病、高血圧、腎疾患などの疾病が全体の医療費を全国平均より高く押し上げていることなどが示されており、働き盛り世代が多い協会けんぽ加入者、ひいては県民に対し、食や運動、医療など多角的な観点での健康への意識付けを進めていくことが求められている。
 そのため同協定では、協会けんぽ加入者の健康増進に寄与する調査研究や、医療費・健診結果などの調査・研究・分析のほか、調査研究結果を基礎とした県民の健康づくりに関する施策の検討を協力・連携事項に掲げている。同日開いた調印式には、関係者など9人が出席。同支部の冨田支部長と同大学の竹屋理事長・学長が協定書を交わした。
 同協会は、中小企業の従業員やその家族が加入している健康保険の保険者で、全都道府県に1カ所ずつ支部がある。熊本支部は、県内約3万6千事業所・60万3572人(2025年8月末時点)が加入しており、加入者の健康づくり事業の推進に力を入れている。
 同支部は「当協定をきっかけに、熊本保健科学大学の専門知識などを活用させていただき、さまざまな調査研究ができることを期待している。当支部の課題である高い医療費やメタボリスク者が多い実情への対策の一助となることを望んでいる」と話している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2026年1月30日発行 No.536

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