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西アジア・クウェートに「黒樺牛」輸出・・・・杉本本店

 食肉生産、販売の叶剿{本店(宇城市豊野町、杉本光士郎社長)は12月19日、西アジア・クウェートに自社ブランド牛「黒樺牛(くろはなぎゅう)」の輸出を開始した。
 同社は昨年9月に同国向け日本産牛肉の輸出が解禁されたことから、10月に輸出認可を取得。イスラム法に則った基準で食肉を生産していることを認めるハラール認証も取得しており、約500万人の人口のほとんどをイスラム教徒が占める同国でのシェア獲得を図る。同国に黒毛和牛を輸出するのは国内初という。輸出するのは県産黒樺牛のサーロインやロース、ヒレで、初回の輸出量は約500s。将来的に月間2tの輸出を目指す。
 同社は西アジアのイスラム圏の国々で和牛の需要が増加していることを受け、同社は既に輸出を行っているUAE(アラブ首長国連邦)での食の展示会などに積極的に参加し、今回のクウェートへの販路拡大につながった。

マレーシアにも輸出開始

 また、同社は東南アジア・マレーシアにも黒樺牛の輸出を開始した。
 アジア圏への輸出拡大を図るため輸出準備を進めてきたもので、昨年10月に同国から認可を取得。初回輸出は約900sで、将来的に月間15tの輸出を目指す。同国ではイスラム教徒が約6割を占め、ハラール基準を満たした佐賀県産黒樺牛の全部位を輸出する。クウェートとマレーシアが加わったことで、同社の輸出相手国は合計9カ国となる。
 同社は「ムスリム人口は2050年に世界人口の3分の1に達するともいわれ、高品質な和牛の需要が拡大する一方、ハラール認証のハードルの高さから、国産牛を輸出できる業者は限られる。この認証を強みに、引き続きアジア圏への輸出強化を進めたい」と話している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2026年3月2日発行 No.537

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