ＤＰＣ対象病院認定取得を計画
　潤心会　準備病院として業務整備も

潤心会の熊本セントラル病院（菊池郡大津町、福本龍理事長）は、ＤＰＣ対象病院認定へ向け、現在準備病院としての業務内容の整備、施設の充実に向けた事業計画を検討している。
ＤＰＣとは医療の効率的、透明化などを図るための新たな施策で、１日当たりの金額からなる包括評価部分（投薬、注射、処置、入院料など）と出来高評価部分（手術、麻酔、リハビリ、指導料など）を組み合わせて計算する診療報酬の算定基準を指す。その診療報酬の仕組みを取り入れた病院をＤＰＣ対象病院と呼ぶ。現在新基準への対応のため、国内の病院で、同認定へ向けた業務内容整備が進んでいる。ＤＰＣ準備病院は認定の前段階として、厚生労働省へ診療録情報、診療報酬請求情報、施設調査票などの一定の調査データの提出が必要。
急性期病院として一層業務充実に取り組む同病院では、今後ＤＰＣ導入が急性期病院の必須条件になることが予想されることから、積極的に導入に向け取り組んでいきたい考え。 （川端）