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「新幹線と政令市はビッグチャンス・・」・・蒲島知事・幸山市長座談会

2011年7月6日(水)

 くまもと経済・樺n域情報センターは7月5日、熊本市東阿弥陀寺町の熊本全日空ホテルニュースカイに蒲島郁夫県知事、幸山政史熊本市長を招いて、「くまもと経済創刊40周年の特別座談会」を開いた。
 これはくまもと経済創刊40周年を記念して「くまもと経済EX2011」のメーン特集・座談会として開いたもの。@九州新幹線の全線開業A熊本の観光戦略B熊本市の政令市移行と道州制C今後の産業振興策D熊本のポテンシャルなどをテーマに意見を交換した。デジカメ・松岡が司会・進行役を務めた。まず蒲島知事が「九州新幹線の全線開業と熊本市の政令指定都市入りは熊本にとって、100年に1回あるかないかのビッグチャンス。これを熊本県全体の発展のために生かす必要がある」と切り出したあと、「九州新幹線は開業直後に東日本大震災の影響を受けたが、その後は乗客が順調に増えている。特に関西地方からの観光客が大幅に増えている。これはイメージキャラクターのクマモン、そしてタレントのスザンヌ、脚本家の小山薫堂さんらの協力、それに関西戦略に力を入れて来たことが功を奏したものと思う。今後はさらに観光客等を誘致するため、関東戦略に力を入れたい」と説明した。これに対して、幸山市長は「九州新幹線の全線開業は大きな効果をもたらしている。例えば、ゴールデンウイーク中、宿泊客数が関西から40.8%増、九州内から13.0%増、その他の地域から25.8%増と大幅に増えている」と語り、熊本駅の周辺整備計画については、「東A地区市街地再開発事業はA棟はすべて完成、B棟は基礎の一部が完成している。高層棟のC棟は35階まで躯体が完成。10月1日にくまもと森都心プラザが先行オープンする。一方、熊本駅西土地区画整理事業は都市計画道路の整備が順調に進み、西口駅前広場もおおむね完成した。今年度中には要移転対象の建物の移転も完了する」などと説明した。座談会はこのあと引き続いて、熊本の観光戦略、熊本市の政令都市移行・道州制、今後の産業振興策などについて意見を交わし、具体的な活性化策・アイデア披露で盛り上がった。

「100年に1回のビッグチャンス」と語る蒲島県知事
「熊本駅の周辺整備に取り組んでいる」と幸山熊本市長
座談会の会場。左から松岡、蒲島知事、幸山市長
座談会の会場(25階)から見た熊本駅前の高層ビル
九州新幹線さくら(熊本駅新幹線ホーム)
熊本観光のビッグポイント・阿蘇中岳
来年、政令指定都市に昇格する熊本市の市街
左から蒲島知事、松岡、幸山熊本市長(会場で)