「経常収益は736億円で増収増益・・」・・肥後銀行の甲斐隆博頭取

　肥後銀行(熊本市練兵町)の甲斐隆博頭取は7月4日、同行本部で「今年3月期決算は経常収益が736億8800万円で増収増益だった」などと語った。
　これは「くまもと経済」の8月号インタビューの中で語ったもの。甲斐頭取は「経常利益は213億2800万円、当期純利益は107億8700万円。当期純利益が2期連続して100億円を超えたのは今回が初めて。社内の改革が順調に進んでいる結果だと思う」と笑顔で語った。平成22年4月から始まった第5次中期経営計画については、「第一フェーズがお客様第一主義の構築と故郷の再発見、第二フェーズがお客様と共に価値創造と最適な金融サービスの提供。これも今のところ順調に進んでいる」と説明。新本店ビルの建設については、「着工は来年の春になると思う。建物は地上7階地下１階建て、延べ面積は約2万3000平方メートル。現在の建物の1.8倍で、総事業費は約100億円。中心市街地の景観に配慮し、熊本城の武者返しと棚田をモチーフにした外観デザインを採用する。そして、辛島公園側に里山をイメージしたような広場をつくる」などと語った。