「最近の業績はやや低調・・」・・九州産業交通の矢田素史社長

　九州産業交通ホールディングス（熊本市中央区桜町）の矢田素史社長は9月26日、同本社で「最近の業績は旅行はじめ、ロープウェー、路線バスなど全般的にやや低調」と語った。
　これは松岡との懇談の中で語ったもの。最近の経営状況について、矢田社長は「業績は、デフレ経済に加えて、尖閣諸島、竹島問題などの影響もあり、やや失速してきた。ホテルの稼働率は約80％で高い水準を維持しているものの、これも単価が下がっている。旅行はインバウンド、アウトバインド共に低調。台湾やマレーシア、タイなどからは増えているが、韓国、中国がからの旅行客が減っている。飲食では、イタリアンレストランのサルヴァトーレがオープン当時の勢いがなくなってきた。ただ、売り上げは予算通りにいっている。阿蘇ロープウェーも大震災時に比べると回復してきたが、韓国などからの客が減っている」と説明した。一方、路線バスについては、「依然として厳しい状態。前年比では約2％のマイナス」などと語った。