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「熊商生徒1120人に”古荘財閥”の特別講演・・」・・デジカメ・松岡

2012年11月16日(金)

 デジカメ・松岡(熊商同窓会長)は11月15日、熊本市中央区神水1丁目の熊本商業高校体育館で同校の全生徒を対象に「古荘財閥とこれからの熊本」と題して講演した。
 これは同校の高野茂校長の依頼を受けて特別に講演したもの。同校1年生から3年生までの全校生1120人が出席した。古荘財閥は大正時代から昭和初期を経て太平洋戦争に至るまでに成長・発展した熊本の企業集団。最盛期には相互銀行、デパート、ホテル、繊維工業、航空機工業、生命保険など50社余りを傘下に置き、約1万人の従業員が働いていた。その事業は日本本土はじめ朝鮮半島、台湾、中国本土、フィリピン、インドネシアにまで及んだ。その総帥(リーダー)が熊商(明治41年)卒の古荘健次郎。デジカメ・松岡は全校生徒を前に「古荘健次郎は夢とロマンに満ちた優れた企業経営者だった。私たち熊商卒業生の憧れ、目標、誇りでもある。特に情熱を傾けたのがデパート経営とフィリッピンの事業。デパートは熊本の銀丁を皮切りに大分のトキハ、小倉の井筒屋百貨店などを次々に買収、京都の丸物百貨店、名古屋の三星、東京・日本橋の白木屋に出資して経営に参画した。東京新宿西口には大型デパートを予定し、全国的に百貨店を展開する計画だった。また、フィリピンでは比島金貨メリヤスや東洋興業など繊維工業を興し、従業員約3000人を擁する大企業に発展した」などと説明し、「皆さんも古荘健次郎のように夢とロマンを胸に秘め、自分の目標に向かって果敢にチャレンジして欲しい」と締めくくった。

全生徒を前に講演する松岡泰輔(同窓会長)
熊本市中央区神水1丁目の熊本商業高校
「古荘財閥・」について語る松岡泰輔
松岡の講演を真剣な表情で聴く熊商生徒
全校生徒が集った熊商体育館
生徒会長の村上陽菜さんから花束を受け取る松岡