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「2038年ごろに南海トラフの巨大地震・」・尾池京都造形大学長が講演

2013年10月25日(金)

 京都造形芸術大学の尾池和夫学長(元京都大学総長)は10月24日、熊本市市中央区の鶴屋百貨店ホールで「2038年ごろに南海トラフの巨大地震が起こる可能性がある」などと語った。
 これは熊本第一信用金庫の感謝の夕べ・講演会で語ったもの。同信金の取引先・関係者ら約500人が出席した。尾池学長は日本の地震研究の権威で、この日は「地震を知って震災に備える」と題して1時間半にわたって話した。尾池学長は「2011年3月11日に東北地方を中心にマグネチュード9.0の巨大地震が起こった。記録されたものとしては日本人が初めて体験した巨大地震。日本列島は変動帯にあり、しかも、日本列島は、太平洋プレートなど四つのプレートの上に乗っている。どこでも大きな地震が起こりうる。特に西日本では2038年ごろに南海トラフの巨大地震が起こる可能性がある」と語った。また、熊本に関しては、「日奈久断層に注意しなければならない。小さな地震が起こり始めており、大きな地震の前触れかもしれない」と述べた。

「2038年ごろに南海トラフの大地震が」と語る尾池学長
熊本市中央区手取本町の鶴屋百貨店
約500人が出席した熊本第一信用金庫の講演会
スクリーンを使って説明する尾池学長