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「天守閣・飯田丸の復旧は3年で」・熊本コンベンション協会の吉丸良治代表

2016年8月24日(水)

 熊本国際観光コンベンション協会の吉丸良治代表理事(熊本県文化協会長)は8月23日、熊本市中央区の九州産交HD本社で「熊本城は天守閣などを3年以内に復旧することが大事」などと語った。
 これはデジカメ・松岡との懇談の中で語ったもの。吉丸会長は「今回の熊本地震で熊本城と阿蘇の被害は大きかった。熊本城と阿蘇神社は熊本観光の二大シンボル。熊本城の中に入ったが、被災の規模は想像以上に大きかった」と語った。「この二つの観光拠点が被災したことで、熊本観光は依然大きなダメージを受けている。コンベンション協会のアンケート調査でもいつから熊本城の中にいることが出来るのか、という問いが一番多い」と説明した。また、「熊本城を復旧する場合、櫓や石垣、塀などの文化財部分は文化庁の所管、天守閣や本丸御殿大広間、飯田丸五階櫓などの施設部分は国交省所管となっている。互いに基本姿勢に隔たりがある。双方の兼ね合いを考慮しながら早期に復旧してもらいたい。全面復旧には20年から30年かかるといわれる。そこで、第一段階として天守閣や本丸御殿、飯田丸五階櫓の復旧を3年以内に実現することが大事。熊本でラクビーワールドカップや女子ハンドボール世界選手権がある。その2019年までには復旧する必要がある」などと語った。
 吉丸会長は昭和13年12月生まれの76歳。荒尾市出身、中央大学卒。熊本県東京事務所長、商工観光労働部長、九州産交副社長などを歴任し、現在、九州産交HD顧問。

「天守閣・飯田丸の復旧は3年で」と語る吉丸代表理事
熊本地震で大きなダメージを受けた熊本城
九州産交HDが入居している日本生命熊本ビル
櫓を支える石垣が大きく崩れた「飯田丸五階櫓」
熊本市手取本町から見える熊本城・天守閣(8月23日)
熊本地震で倒壊した阿蘇神社(阿蘇市一の宮町)