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「株式上場を果たし、ホッとしている・・」・・JR九州の青柳俊彦社長

2016年12月6日(火)

 九州旅客鉄道(株)(福岡市博多区博多駅前3丁目)の青柳俊彦社長は12月6日、同本社で「株式上場を果たし、ホッとしている。今期の経常収益は3,788億円、経常利益は535億円で増収増益になる見通し」などと語った。
 これは「ふくおか経済」の新年号インタビューに応えて語ったもの。まず、この1年を振り返っての感想について、「株式上場を果たしたことに尽きる。これは私の使命と思っていた。今のところ、株価も安定していてホッとしている。もちろん、この一年は熊本地震などいろんなことがあった。しかし、振り返ると、満足のいく1年だった」と率直に語った。来年3月期の連結決算見通しについては、「営業収益(売上高)が3,788億円で今年3月期に比べて0.2%増、経常利益が545億円で14.1%増と増収増益になる見通し。営業収益はもう少し上振れするかもしれない。本業の運輸サービスはじめ、駅ビル・不動産、流通・外食業などの各事業が好調に推移している。熊本地震で豊肥線を運休するなど影響があるが、これは他の部門の増収でカバーできている」と説明した。さらに熊本駅ゼロ番線一帯の開発については、「新年度から全体的な施設のプランづくりに入る。特に水とみどりをテーマにした立派なものをつくりたい」などと語った。青柳社長は北九州市門司区出身、東京大学工学部卒。63歳。

「上場を果たし、ホッとしている」と語る青柳俊彦社長
福岡市博多区博多駅前の九州旅客鉄道本社
松岡のインタビューに答える青柳社長(右)
福岡市博多区の博多駅
熊本駅のコンコースに置かれている「くまモン」の”顔”
博多駅一帯のクリスマスイルミネーション