「8億3000万円で修復完了・」・熊本ホテルキャッスルの斉藤隆士社長

　熊本ホテルキャッスル(熊本市中央区城東町)の斉藤隆士社長は5月23日、同ホテルで「ホテルの復旧工事はすべて終了した。工事費は8億3000万円となった」などと語った。
　同ホテルは昨年4月の熊本地震で、外壁や内装部分、煙突などが損傷。復旧工事をを進めていたもの。唯一再開していなかった11階の併設レストランも工事が終わり、一般(予約制)営業を始めた。客室は全179室。地震で多くの亀裂が入っていた外壁はひび割れ部分を補修したうえ、赤褐色の羽板をを設置した。新たにシルバーの縦ラインを施した。斉藤社長は「復旧工事はすべて終了した。一時は廃業を考えたこともあったが、お陰ですべてを修復することが出来た。復旧費は全部で8億300万円。また、営業状況は、昨年の10月以降、宴会予約が続けて入り、現在も好調」などと語った。