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「熊本市下通が22%上昇・・」・・熊本県内の2018年路線価

2018年7月9日(月)

 2018年分の路線価は、熊本市中央区手取本町・下通の地価が1平方m当たり150万円で、前年比22%増の大幅な増加となった。複合商業施設「COCOSA」のオープンや桜町地区の再開発などが要因と見られている。
 路線価は相続税や贈与税の算定基準となる地価で、熊本国税局が7月2日に2018年分を公表した。熊本県内の10税務署管内の路線価(最高地点)で、上昇したのは熊本市下通と熊本市東区若葉1丁目(電車通り)、菊池郡菊陽町の光の森(県道住吉熊本線)の3地点。この中で最高だったのが熊本市下通。1平方m当たり22.0%上昇の150万円、3年連続で上昇した。上昇率は前年の3.4%増を大きく上回った。大幅に上昇したのは下通商店街に複合商業施設「COCOSA」がオープンしたことと、桜町地区の大規模な再開発事業、それにJR熊本駅前に大型複合ビルの建設が計画されていることなどが影響したものと見られる。関係者によると、「熊本は人口74万人。九州では福岡市に次ぐ重要な拠点都市」。「熊本市は今後も発展が予想され、不動産投資などが活発」と語っている。

路線価が前年比22%も上昇した熊本市下通商店街
昨年4月にオープンした複合商業施設「COCOSA」
「COCOSA」のキーテナントの「無印良品」の店舗(4階)
日ごとに鉄骨が組み上がる桜町再開発事業ビル
建設中のソフィ・タカヤナギなどの店舗(熊本市下通)
高校生らで賑わう熊本市中央区上通商店街
平成29年6月完成したNHK熊本放送会館(花畑町側)
熊本市中央区手取本町の鶴屋百貨店