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「未だ7600世帯が仮設住宅暮らし・・」・・熊本市の大西一史市長

2018年7月20日(金)

 熊本市の大西一史市長は7月17日、熊本市のホテルで「熊本地震から2年3か月。道路や橋りょうなど公共インフラは殆んどが復旧したが、住まいは元に戻っていない。未だ7600世帯が仮設住宅に住んでおられる」などと語った。
 これは「熊本キワニスクラブ」の例会で、「熊本地震からの復興と今後の課題」と題して講演したもの。「熊本地震は歴史的な大地震だった」と切り出し、「現在、熊本城などの復旧・復興に取り組んでいる。特に熊本城・大天守は来年秋ごろには外観が見えてくる。小天守はあと2〜3年かかる。その頃は市民の皆様に熊本城内に入っていただくことが出来ると思う。ただ、石垣は全部で約10万個あり、これを一つひとつ元の位置に戻さなければならない。これは約20年かかる」と説明した。復旧・復興については、「熊本地震で住宅が約13万戸被災した。住まいは元に戻っていない。未だ約7600世帯、1万6000人が仮設住宅に住んでおられる。道路や橋りょうなど公共インフラは殆んどが復旧したが、全体的にはまだまだの状態。今後は住まいの再建に力を入れていく」と語った。今後の復興の進め方については、「復興計画に基づいて進める。@市民ひとり一人の生活を守る。A市民病院の再生。B熊本城の再建。C熊本の経済成長を牽引する。D震災の記憶を次世代につなぐの五つ。出来るだけ早く実現したい」などと説明した。

「大天守は来年秋ごろに外観が」と語る大西熊本市長
大西一史市長の講演を聴くキワニスクラブ会員
再建工事が進む熊本城・大天守
熊本城ホール(MICE)が併設される桜町再開発事業
「未だ7600世帯が仮設住宅・暮らし」と語る大西市長
若者らで賑わう熊本市下通商店街
移転・再生が期待されている熊本市民病院
大西熊本市長を囲んで記念撮影のキワニスメンバー