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「伊都キャンパスの完成記念式典・・」・・九州大学・箱崎から全面移転

2018年10月1日(月)

 「躍進百大・知の新拠点」ーー。九州大学(福岡市西区、久保千春総長)は9月29日、同大学本部で「伊都キャンパスの完成記念式典と記念の祝賀会」を開いた。
 これは同市西区元岡に建設していた「伊都キャンパス」が全て完成し、学生・教職員全員の移転が終了したことから完成記念式典と祝賀会を開いたもの。記念式典には小川洋福岡県知事や高島宗一郎福岡市長、西尾章治郎大阪大学総長ら来賓、卒業生ら約500人が出席した。伊都キャンパスの総面積は約272ヘクタールでヤフオクドームの約40個分あり、単一のキャンパスとしては国内最大級の広さという。
 久保総長は「九州大学伊都キャンパスが完成した。今日、新たに大学のイノベーションの扉を開いた。九州大学は次の百年に向けて”躍進百大、すべての分野において世界のトップ百大学に躍進する、という目標を掲げ、未来に向けて躍進を続けたい」と力強く挨拶した。続いて小川知事、高島市長らが祝辞を述べた。
 このあと、福岡市出身で2016年にノーベル医学・生理学賞を受賞した東京工業大学の大隅良典栄誉教授から「タンパク質分解・オートファジー(自食作用)の研究」についての講演を聴いた。九州大学の教職員・学生数は約19,000人。 
 祝賀会はイーストゾーン1号館で開かれ、古賀篤衆議院議員(福岡県出身)や西尾大阪大学総長、月形 祐二糸島市長らが祝辞を述べ、梶山千里元九大総長(福岡女子大学学長)の音頭で乾杯した。

九州大学の伊都キャンパス(福岡市西区元岡)
「未来に向けて躍進を続けたい」と挨拶する久保総長
九州大学伊都キャンパス完成記念式典看板(椎木講堂)
祝賀会会場で懇談する出席者(イーストゾーン1号館)
鏡開きする小川県知事ら来賓や九大同窓会役員
左から月形糸島市長、小川洋県知事、久保千春総長
出席者と懇談するノーベル賞受賞者の大隅栄誉教授
「オートファジーの研究」について講演する大隅栄誉教授
九州大学イーストゾーンキャンパス(茶色は中央図書館)
ウェストゾーンの工学系キャンパス入り口