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「昭和の香りの雑餉隈商店街・・」・・デジカメ松岡の昼散策

2018年11月9日(金)

 「雑誌のくまもと経済は、ざっしょのくま(雑餉隈)?・」ー。デジカメ・松岡は11月7日午後、福岡市博多区の雑餉隈商店街を訪れた。初めての訪問だったが、なんとなく”懐かしく、昭和の香り”を感じた。
 雑餉隈は、福岡市博多区の南部と大野城市に西部に位置する地域。全国一の難読地名として知られる。くまもと経済・地域情報センターが福岡に進出した(36年前)際、雑誌のくまもと経済を説明すると、「ああ、ざっしょのくま」と間違えられた。あれから30有余年。雑餉隈とはどんなところか?。思い切って行って見た。雑餉隈駅は西鉄大牟田線で福岡駅(天神)から七番目の駅。特急も急行も止まらない平凡な駅だ。駅を出るとすぐ右にこじんまりしたアーケード街があった。「銀天町商店街」と書いてある。
 商店街はなんとなく”懐かしく、昭和の香り”がする。中高年向けの衣料品店はじめ、食料品(八百屋),靴、化粧品、豆腐、お茶、饅頭店など約50店が建ち並んでいた。熊本で言えば「子飼商店街」のような商店街。『筑前国続風土記』によると、昔大宰府へ向かう人々を対象とした店が連なり、大宰府の官人の雑掌居があったと。関係者によると、西鉄雑餉隈駅とJR南福岡駅に挟まれた地域は、飲食店や風俗店も多数あったという。さらに雑餉隈は、歌手で俳優の武田鉄矢さんの出身地であり、ソフトバンク創業者の孫正義さんが1980年(昭和55年)に前身の「ユニソン・ワールド」を設立したところでもあるという。

”昭和の香り”がする雑餉隈の「銀天町商店街」
福岡駅(天神)から七番目の駅「雑餉隈駅」
全国一の難読地名として知られる「雑餉隈駅」
アーケードの「銀天町商店街」に入ると昭和の香りがする
豆腐屋の「はな川」の店舗
鋪道の半分近くまではみ出した八百屋の店先
「甘い柿だよ」。ひと盛り150円
「店じまいセール!」と大売り出し中の衣料品店