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「博多駅エリアや熊本駅の再開発に取り組む・」・JR九州の青柳俊彦社長

2019年8月1日(木)

 九州旅客鉄道(株)(福岡市博多区博多駅前3丁目)の青柳俊彦社長は7月30日、同本社で「今年3月期の売上高は4403億円、経常利益638億円で、増収減益の業績となった。今後は博多駅エリアや熊本駅一帯の再開発、タイ・バンコック市での大型宿泊施設の運営などに取り組む」と語った。
 これは「ふくおか経済」9月号のインタビューに応えて語ったもの。まず、今年3月期決算について、青柳社長は「売上高は4403億円で、前期に比べて6.5%の増加、経常利益は638億円で前期に比べて0.8%の減少の増収減益だった」と説明した。
 博多駅エリアや熊本駅周辺の開発計画については、「博多駅については、博多駅線路上空を立体的に活用する”博多駅空中都市構想”の実現に向けてプロジェクトチームを立ち上げるなど、本格的に取り組み始めた。オフィスやホテル、商業施設をつくり、賑わいのある街づくりをしたい。熊本駅ビルについては、すでに現地で建設工事を始めた。熊本市の規模にふさわしい大型ビル・賑わいをつくる。駅ビルは地上12階地下1階建て、延べ10万7000平方m。商業施設をはじめ、ホテルや複合映画館、結婚式場などが入店する。2021年春に開業する」と説明した。
 海外での開発事業については、「タイ・バンコックの都心で大型賃貸マンション2棟の経営を始めたほか、新たにシテイホテルを買収、さらに分譲マンション350戸を開発している」などと語った。

「博多や熊本駅の再開発に取り組む」と青柳俊彦社長
福岡市博多区博多駅前3丁目のJR九州本社
在来線上にオフィスビルなどが計画されている博多駅
建設工事が始まった熊本駅ビル(地上12階地下1階)
熊本駅ビルの完成予想図。2021年春に開業の予定。
松岡のインタビューに答える青柳俊彦社長(右)
博多から鹿児島中央駅までの九州新幹線ルート(赤)
多数の乗降客で賑わう博多駅改札口