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「本庁舎の建設に賛成・反対で”沸騰”・・」・・熊本市庁舎の建設問題

2019年8月17日(土)

 熊本市役所本庁舎の建設問題で今、熊本市民の間には、「賛成」・「反対」で”話題沸騰”している。
 熊本市は昨年6月、本庁舎が震度6強で傾く恐れがあるという調査結果を公表した。「補強工事での対応は困難」として現地建て替えか、移転新築するとの方針を示した。ところが、8月2日の「熊本市本庁舎の整備の在り方を協議する市議会特別委員会」で、広島国際大学工学部の斎藤幸雄教授が「熊本市本庁舎は耐震性があり、補強の必要はない」と主張したことから、熊本市民の間で「建設賛成」、「反対」の意見・話題で沸き上がっている。
 斉藤教授は「熊本市中央区で震度6強を記録した熊本地震で特に損傷は見つかっていない」、「設計は耐震性能を十分検討しており、庁舎を支える力に問題が生じるような損傷が起きる可能性は低い」などと指摘した。
 このため、熊本市民の間では「熊本市役所本庁舎を建て替える必要は全くない」、「市庁舎を建設するには400億円以上の建設費がかかる。すでにサクラマチの熊本城ホールに300億円以上の建設費を投入しており、これ以上の負担は財政上も大きな問題」、さらに仮に耐震補強が必要となった場合でも、「技術の進歩で、現庁舎の耐震補強工事は可能。その場合でも、費用は100億円もかからない」という意見がある。

熊本市中央区手取本町の熊本市役所本庁舎
本庁舎北側にある熊本市議会棟
くまもと経済のレセプションで挨拶する大西一史市長
熊本市役所に近い熊本市中央区手取本町
若者らで賑わう熊本市下通商店街
落ち着いた雰囲気の熊本市上通商店街