トップ 松岡泰輔のフォトニュース 「朝日新聞やNHKの報道は嘘が多い・」・ジャーナリストの門田隆将さん
松岡泰輔のフォトニュースPhoto News

「朝日新聞やNHKの報道は嘘が多い・」・ジャーナリストの門田隆将さん

2019年10月8日(火)

 ジャーナリストで、ノンフィクション作家の門田隆将さんは10月7日、熊本市中央区のホテル日航熊本で「新聞・雑誌ジャーナリズムの舞台裏」と題して講演した。
 これは熊本第一信金主催の感謝の集いで講演したもの。門田隆将さんは高知県安芸市出身、中央大学法学部卒。新潮社入社、「週刊新潮」時代には、特集デスクとして18年間にわたって政治、経済、歴史、事件、スポーツなど、様々な分野で800本近い特集記事を執筆した。2008年独立後は「死の淵を見た男」など、多くのベストセラーを生み出した。
 門田さんは「最近の新聞とテレビの報道はいい加減で、ひどいニュースが多い。事実の一部を報道し、重要な情報は伝えていない。”情報弱者”を自分の都合のいい方向に誘導している」と切り出し、「例えば、先般の愛知の国際芸術祭の表現の不自由展。私も見てきたが、朝日新聞は事実を書いていない。NHKも同じような報道をしている。従軍慰安婦を象徴する少女像に関してもひどいが、昭和天皇を扱った約20分の映像.正装し、白馬にまたがった昭和天皇の肖像画をバーナーで焼いて、燃え上がらせている映像。これはまさに反日をあおる展示」。
 さらに「日本軍のインパール作戦。看護婦がインパール作戦に行って来ますという説明がある。この作戦は ”白骨街道”と言われたほどの過酷な作戦。史上最悪の作戦と言われている。女性の看護婦が山奥まで、ついていけるはずがない作戦です。史実と関係ないものを描いている」。
 それに、「”絶滅危惧種の日本人の墓”という展示があった。出征兵士の墓。戦死した日本人を侮蔑する作品です。これを見て、ひどいと思った。この国際芸術祭はあまりにひどい反日展です。NHKもクローズアップ現代で、報道した。少女像のことを取り上げて、”表現の自由を圧迫する”という。これは日本人を侮辱し、ばかにする作品です。そんなものに税金を投じていいのでしょうか。表現の自由には一定の節度が必要。憲法12条にあるように”乱用”してはならないのです」。
 さらに、「原発問題。これには賛成、反対がある。どちらにも一理がある。先週の東電経営陣の無罪判決に朝日はヒステリックに報道した。東電はひどいですよと。朝日やNHKは重要な情報を伝えていなくて、報道で自分の主張を誘導している。皆さんも報道に十分注意しながら見て、読んでください」と締めくくった。

「朝日新聞やNHKの報道には嘘が多い」と門田隆将さん
「芸術祭に国補助不交付」と書いた朝日新聞の見出し
門田隆将さんの講演を聴く多くの出席者
「新聞という病」というサンケイ新聞の広告