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 「12階建て熊本駅ビルの建設が本格化・・」・・JR九州の青柳俊彦社長

2019年11月29日(金)

 九州旅客鉄道(株)(福岡市博多区博多駅前3丁目)の青柳俊彦社長は11月28日、同本社で「いよいよ熊本駅ビルの建設を始めた。駅ビルには商業施設やホテルをつくるほか、水とみどりの立体公園などをつくる。また、来年3月期の売上高は4423億円、経常利益572億円で、増収減益になる見通し」と語った。
 まず、熊本駅ビルについては、「政令市・熊本市の規模にふさわしい大型ビル・施設をつくる。駅ビルは地上12階地下1階建て、延べ10万7000平方m。商業施設をはじめ、ホテルや複合映画館、結婚式場など。2021年春に開業する。加えて、新幹線西口には4階建ての熊本駅西ビル(商業・オフィスビル)、熊本駅東口には30階建て高層マンションをつくる」などと説明した。
  また、博多駅空中都市構想については。「博多駅線路上空を立体的に活用し、大型のビルを建設する。現在、プロジェクトチームで本格的に検討している。主にオフィス、ホテル、商業施設になる。賑わいのある街づくりをしたい」。
 来年3月期決算については。「売上高は4423億円で、前期に比べて1.3%の増加、経常利益は572億円で前期に比べて014%の減少の増収減益になる見通し」と語った。
 さらに、タイにおけるホテル・マンション事業は。「ホテルは今夏オープンした。海外におけるホテル事業の第一号。場所はバンコクの中心部・エカマイ地区。部屋数は298室。運営はマリオットホテル。今のところ、高水準の稼働を続けている。マンションは38階建て、480戸のマンション。着工は約1年遅れの来年になる」と語った。

「政令市・熊本にふさわしい施設をつくる」と語る青柳社長
福岡市博多区博多駅前3丁目の九州旅客鉄道
鉄骨の一部が組み上がってきた「新熊本駅ビル」
地上12階地下1階建ての熊本駅ビル(完成予想図)
松岡のインタビューに答える青柳俊彦社長(左)
博多阪急百貨店が入居している博多駅ビル
欧米系の観光客が目立つ熊本駅ロビー
来年1月着工の熊本駅西ビル(仮称)