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「空港鉄道沿線を熊本のシリコンバレーに・・」・・蒲島郁夫県知事

2020年4月10日(金)

 蒲島郁夫知事は4月10日午後、熊本市中央区の熊本県庁本館で「熊本空港アクセス鉄道沿線を熊本のシリコンバレーにしたい。また、大空港構想の一環として熊本空港を整備し、国際路線を17路線に増やしたい」などと語った。
 これは「くまもと経済」の5月号インタビューに応えて語ったもの。まず、知事選4期目の当選について。蒲島知事は「県政史上初めての4選。熊本県民に感謝と敬意を表明したい。今後も県民の幸福量の最大化を目指して、県政運営に当たりたい」と感謝と抱負を語った。
 熊本地震からの創造的復興について。「復旧・復興三原則のもと、@住まいの再建A阿蘇へのアクセスルートの回復B益城町の復興まちづくりC熊本大空港構想D八代港のクルーズ船拠点整備など10項目に重点的に取り組んできた。これからも益城町のまちづくり、県道熊本・高森線の整備などに重点的に取り組んでいく」と説明した。
 中でも、「大空港構想については、熊本空港を整備するとともに、三里木(菊陽町)ー熊本空港間にアクセス鉄道を建設する。この沿線に半導体産業を誘致し、沿線を熊本のシリコンバレーにしたい。問題はコスト。今のところ380億円かかる見通し。これを県、国、JR九州がそれぞれ約三分の一づずつ負担して建設したい。また、熊本空港の民営化に伴い、旅客数を現在の2倍にするとともに、現在の国際線を4路線から17路線に拡大したい」と語った。
 阿蘇方面へのアクセスについては。「これは明るい話題。JRの豊肥本線が今年8月に再開する。また、国道57号北側復旧ルートが10月に開通することになった。さらに新阿蘇大橋は来年3月に開通する」などと語った。  

「空港鉄道沿線をシリコンバレーにしたい」と蒲島知事
熊本市中央区水前寺6丁目の熊本県庁
松岡のインタビューに答える蒲島県知事(右)
国際路線の拡大が期待されている阿蘇くまもと空港
建設工事が進む黒川避溢(ひいつ)橋(阿蘇市赤水)
ワンピースのルフィ像(熊本県庁前)
”コロナ”の影響で人通りがやや少ない下通商店街
熊本市中央区のサクラマチクマモト