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「下通の地価16.5%の大幅アップ・・」・・国税庁が路線価発表

2020年7月7日(火)

 国税庁はこのほど、相続税や贈与税の算定基準となる2020年度分の路線価(地価)を公表した。熊本市中央区手取本町の下通は、1平方mあたり212万円で前年に比べて16.5%の大幅なアップとなった。
 熊本県内では、熊本市中央区手取本町の下通が最高価格となった。手取本町の地価は1平方mあたり212万円で、前年に比べて16.5%の大幅な上昇となった。これは複合商業施設の「サクラマチクマモト」が昨年9月に開業したことで、下通商店街や鶴屋百貨店などとの回遊性が向上したこと、都心部における相次ぐホテルの建設・開業がプラスに影響したものと見られている。
 熊本県内の最高路線価となった手取本町の下通の地価は全国の都道府県庁所在地の最高路線価の中で第12位。1位は東京・銀座5丁目(1平方m・4592万円)、2位大阪・御堂筋(同2160万円)、3位横浜・横浜駅西口(同1560万円)、4位名古屋・名駅1丁目(同1248万円)、5位福岡・天神2丁目(同880万円)、6位京都・四条通(同673万円)、7位神戸・三宮1丁目(同576万円)、8位札幌・北5条西3丁目(同572万円)、9位さいたま・桜木町2丁目(426万円)、10位広島・胡町相生通り(同329万円)、11位仙台・中央1丁目(同318万円)の順となった。かつて、熊本市の最高地価は全国11位だったが、人口が急速に増えた埼玉県のさいたま市に10数年前に追い越された。
 但し、岡山市や静岡市、千葉市などの政令都市の最高地価より、熊本市の最高地価がずっと高い。
 この最高地価は都市の経済力、魅力、今後の発展性を表しているといわれる。

大幅に上昇した熊本市下通商店街(手取本町)の地価
昨年9月に開業した複合商業施設「サクラマチクマモト」
取り壊し中の熊本市手取本町・三陽ビル(旧パルコ熊本)
熊本市手取本町の鶴屋百貨店
下通商店街に次ぐ人通りの熊本市上通商店街
地価が上昇している菊陽町光の森(写真はゆめタウン)
熊本市東地区の最高地価・若葉1丁目(健軍電停前)
八代市の最高地価は本町2丁目。写真はゆめタウン八代