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「本店ビルなど連鎖的再開発を開始ト・・」・・西日本FGの谷川浩道社長

2020年7月17日(金)

 西日本フィナンシャルホールディングスの谷川浩道社長(西日本シティ銀行頭取)は7月16日、福岡市博多区の本部で「コロナの影響が各分野で広がっている。今年3月期の決算は減収減益になった。また、博多駅前の本店本館ビルなど連鎖的再開発事業を始めた」などと語った。
 これは「ふくおか経済」8月号のインタビューに応えて語ったもの。谷川社長は、「コロナの影響が各分野で広がっている。西日本シテイ銀行の取引先の約7割がマイナスの影響を受けている」と切り出し、「特に九州は自動車産業・鉄鋼産業のウエートが高いだけに自動車が悪くなった現状では、逆に全国平均より悪い状態にある」と語った。
 今年3月期の連結決算は、「経常収益が1,416億9800万円で前年同期に比べて1.4%減、経常利益は202億2200万円で17.7%減の減収減益となった。大幅な減益となったのはコロナへの対応で信用コストを積み増したため。業績全体としては厳しいなかで、職員がよく頑張ったと思う」と説明した。
 新年度から新たな中期経営計画がスタートしたが。「そう。今回のの中期経営計画は”地域の元気を創造する”をテーマに@創業支援ASDGsへの取り組みB・デジタル化戦略と本部機構の改革、支店の統合Cフインテックへの取り組みーなどが骨格になっている」と語った。
  ところで、博多駅前の本店ビルの解体作業が始まったが。「そう。老朽化した本店本館ビル、本店別館ビル(本部)、事務本部ビルを連鎖的に再開発する。まず、最初に本店本館ビルの建て替えを始めた。本店本館ビルが完成したあと、新本店ビルに本部機能を集中させ、そして本館別館ビルと事務本部ビルを建て替える。約9年を要する一大プロジェクトとなっている」と語った。

「本店ビルなど連鎖的再開発に着手した」と谷川社長
建て替えが始まった本店本館ビル(博多駅前)
松岡の質問に答える谷川浩道社長(頭取)=右=
本部機能を果たしている本店別館ビル(大博通リ)
6階の役員応接室に掲げられている「赤富士」の絵
店舗に貼られている「相続信託」のディスプレー