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「経常収益2兆130億円で減収減益・・」・・九州電力の池辺和弘社長

2020年8月7日(金)

 九州電力(福岡市中央区)の池辺和弘社長は8月6日、同本社で「今年3月期の連結決算は、経常収益が2兆130億円、経常利益が400億円で、減収減益だった。趣味のメダカ(飼育)は60匹余りに増えた」などと語った。
  これは「ふくおか経済」9月号のインタビューに応えて語ったもの。池辺社長は大分県上津江村(現・日田市)出身の62歳。大分舞鶴高校ー東京大学法学部卒。
  まず、コロナウイルスの影響について。「短期的には影響が出ている。今年4月〜6月の第一四半期は電力需要が約4%落ちている。ただ、他の業界に比べたら良い方だと思う」。熊本をはじめとする7月の豪雨災害については。「人吉・球磨地方を中心に停電が最大時で1万2000軒に及んだ。全力で復旧に取り組み、現在は住まいとして使われている家屋については復旧が終了し、停電はなくなった」と語った。
 今年3月期の連結決算については、「売上高に当たる経常収益が2兆130億円で前期に比べて0.2%減、経常利益が400億5200万円で23.8%減の減収減益だった。減収減益だったが、400億円の経常利益を確保でき、まずまずの決算だったと思う」と説明した。
  昨年策定した九電グループの経営ビジョン2030については。「目標に向けて着実に進んでいる。海外事業もアジアだけでなく中東、アメリカなどにも投資をした。2030年に経常利益を1500億円に引き上げる高い目標だが、チャレンジしたい」。
 趣味はゴルフとメダカの飼育。「メダカは60匹余り飼っている。水槽を眺めるのが毎日の楽しみ」と笑った。

「第一四半期は電力需要が約4%減」と池辺社長
福岡市中央区渡辺通2丁目の九州電力本社
松岡のインタビューに答える池辺和弘社長(右)
「メダカは60匹余りに増えた」と池辺和弘社長
交通量の多い福岡市中央区渡辺通2丁目渡辺通り
九州電力本社1階の受付。検温などのチェックが増えた。