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「サクラマチの累計入館者は1370万人・」・九州産交HDの矢田素史社長

2020年10月16日(金)

 九州産交ホールディングス(熊本市中央区)の矢田素史社長は10月15日、同市中央区の同本社で「サクラマチ・クマモトはオープンして1年1か月。累計入館者は1370万人になった。ただ、コロナの影響で最近の平均来館者は約25,000人(平日)。今年9月期の決算は赤字になる見通し」などと語った。
  サクラマチ・クマモトは九州産交HDが総事業費約777億円かけて建設した複合商業施設。ビル全体の延べ床面積は約16万平方m。高層マンション、ホテル、熊本城ホール、商業施設、オフィス棟などがある。西側には29バースの桜町バスターミナルがある。
  矢田社長は「オープンから1年1か月。累計の入館者数は、1,370万人 になった。コロナの影響で入館者が減って、一日平均の入館者は平日で約2万5000人、土曜・日曜日で約3万人になった。最近は少し上向きになっているが、一日平均4万人は欲しい」と語った。
  今年9月期の決算内容は?。「まだ集計中だが、売上高は200億円を切る見込み。当初計画の280億円からすると、大幅な落ち込み。経常損益は二ケタの赤字になる。コロナによる不況産業(全国)が4業種あるといわれる。交通、飲食、観光、不動産の4業種。うちはその4つとも持っている」と笑った。
 ところで、熊本発着の高速バスの状況は?。「大変厳しい。乗客は前年に比べて7割減の状態。神戸、大阪、名古屋、佐世保便は運休している。ドル箱だった福岡便も厳しい」などと語った。

「今年9月期決算は二ケタの赤字になる」と矢田社長
オープンして1年1か月が過ぎた「サクラマチ・クマモト」
「サクラマチ・クマモト」の中央エントランスホール
集客力のある食品スーパー「Food way」(地階)
サクラマチクマモト屋上のビアガーデン(左側)
バスが次々に発着する「桜町バスセンター」(1階)
熊本ー福岡間を走る高速バス「ひのくに号」
熊本で一番の繁華街「下通商店街」