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「財政基盤の確立と世界最高水準の研究を・」・九州大学の石橋達朗総長

2020年12月3日(木)

 九州大学(福岡市西区元岡)の石橋達朗総長は12月1日、同大学本部で「九州大学は次の百年に向けて、財政基盤を強化し、世界最高水準の研究と世界のトップ百(大学)に躍進することを目指す。箱崎から伊都キャンパスへの移転はすべて終了し、学生・教職員約2万7000人の移動も完了した」などと語った。
 これは「ふくおか経済」新年号のインタビューに応えて語ったもの。石橋総長は今年10月1日、副総長から総長に就任した。九州大学24代目の総長(学長)。長崎県平戸市出身、九州大学医学部卒、医学博士。71歳。
  まず、就任の感想から・・。石橋総長は「とにかく忙しい。挨拶や会議等、大変です。副学長時代とは全く違う。責任の重さ、度合いも違う。ただ、総長として、九州大学をもっともっと良くしたい。私は”九大愛”が強い」と笑顔を見せた。
 箱崎から伊都キャンパスへの移転については。「すべて終了している。あとは周辺を整備するだけ。各種の設備も整っている。今後は、教育・研究に成果を上げ、世界に発信すること。特に九州大学は次の百年に向けて、すべての分野において世界のトップ百(大学)に躍進すること。そして、世界最高水準の研究を実現するという目標を掲げている」と説明した。
 また、「研究環境を整備するため、財政基盤の強化に力を入れたい。合わせて、社会に貢献できる、大学発のベンチャー企業を増やしていきたい」と語った。

「世界最高水準の研究を目指す」と語る石橋達朗総長
九州大学の本部(総長室など)がある椎木講堂
松岡のインタビューに答える石橋総長(右)
大学の西側に位置する工学系建物群(ウエストゾーン)
文系の建物や中央図書館などがあるイーストゾーン
九州大学伊都キャンパスの案内図
ノーベル賞受賞の吉野彰九大栄誉教授の写真(応接室)
レストランなどがある、生活支援施設の「ビッグオレンジ」