「コロナで航空業界は大きな打撃・・」・・全日空の大人形九州支社長

　全日本空輸の大人形綱邦(おおひとがたつなくに)九州支社長は1月12日、熊本市中央区の「くまもと経済本社」で、「コロナの影響で航空業界は大きな打撃を受けている。九州の年末年始の搭乗者は前年の40％ぐらいだった。オリンピックは、ぜひやっていただきたい」などと語った。
 大人形支社長は1959年12月生まれの61歳。鹿児島県隼人町(現・霧島市)出身、東京大学法学部卒。この日は熊本地区の挨拶回りの一環として「くまもと経済本社」を訪れたもの。川田修一熊本支店長、山口直之熊本支店マネージャーが同行した。
　大人形支社長は「コロナの影響で航空業界は大きな打撃を受けている。特に昨年のゴールデンウイーク中の搭乗者は前年の9割減だった。そのご徐々に回復してきたが、年末年始は前年の40％(6割減)ぐらいだった」などと語った。
 　今後の見通しについてはー。「コロナの終息が分からないので、見通しがつかない 。全日空としては、航空以外の事業分野、収入源を求めている。一部人員をスーパーやコールセンター、企業の教育研修などに派遣し、雇用の確保を図っている。また、社内においてはテレワークを推進している」などと説明した。
　今年の東京オリンピック、パラリンピックについてはー。「いろいろ議論があるが、ぜひやっていただきたい」と語った。