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「熊本を良くしたいという思いは変わらない・・」・・幸山政史元熊本市長

2021年1月18日(月)

 幸山政史元熊本市長が1月15日、熊本市中央区紺屋町の「くまもと経済」本社を訪れ、「今回、私の政治家としての流儀を著す”下手男”と題する本を出版した。ご覧いただきたい。熊本県知事選に2回出馬し、いずれも敗れたが、熊本を良くしたいという思いは、今も全く変わらない」などと語った。
 幸山元市長は昭和40年6月生まれ、55歳。熊本市出身、濟々黌高校ー九州大学経済学部卒。熊本県議会議員を経て平成14年から熊本市長を3期務めた。平成28年及び令和2年の熊本県知事選に出馬したが、いずれも蒲島郁夫現知事に敗れた。「下手男」は昨年12月20日に発行したもので、縦20センチ、横12センチのコンパクト版。254ページ建て。定価は1,000円(本体価格)。
 今回の「下手男」出版のきっかけはー。
 「政治家として、また県知事選を2回戦ったものとして責任があると思った。特に昨年7月の豪雨災害がきっかけになった。選挙期間中に各地を回り、人吉・球磨地方にも行った。その時、水害におびえる声も聴いていた。その対策を打てないまま、今日まで来た。私にも責任の一端があると思った」と語った。
 昨年の県知事選を振り返って。特に前回の選挙で、幸山さんが21万6000票、蒲島知事が43万7000票。大きな差があったー。
 「確かに蒲島知事の半分も取れなかった。私に対する厳しい評価の現れだと思う。ただ、昨年はコロナ禍の中での選挙。政策論争がほとんど出来なかった。それでも、私の力不足であったことは間違いない」。
 今後の政治方針についてはー。
 「昨年の県知事選は私にとって、最後の挑戦と思っていたので、今はまっさらの状態。選挙事所をたたんで、活動を縮小。選挙を意識した活動はしていない。先般、立憲民主党から国政への声をかけて頂いた。あり難いことだが、私は地方行政に対するこだわりがある。もちろん、3回目の県知事選は難しいと思う。ただ、熊本を良くしたいという思いは今も全く変わらない」などと答えた。

「熊本を良くしたいという思いは変わらない」と幸山元市長
熊本市中央区紺屋町の「くまもと経済」本社
松岡(会長)・櫻木社長と懇談する幸山・元熊本市長
12月に出版した「下手男」を手に持つ幸山・元市長
「群れない・媚びない」などと書かれた「下手男」の本
小堀、蒲島、大西、幸山氏。2015年くまもと経済祝賀会