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「熊本駅ビルはいよいよ23日にオープン・」・九州旅客鉄道の青柳俊彦社長

2021年4月8日(木)

  九州旅客鉄道(福岡市博多区)の青柳俊彦社長は4月7日、同市博多区のJR九州本社で「JR熊本駅ビルは、いよいよ4月23日にオープンする。テナントはスーパーマーケットのハローデイやユニクロ、シネマコンプレックスなど186店」などと語った。
 「くまもと経済」の5月号インタビューに応えて語ったもの。青柳社長は昭和28年8月生まれの67歳。北九州市門司区出身、ラ・サール高校ー東京大学工学部卒。
 「熊本駅ビルは、地上12階地下1階建て、延べ床面積10万7000平方m。商業施設・アミュプラザをはじめ、ホテルや複合映画館、結婚式場。それに吹き抜けの水とみどりの立体庭園から成る。テナントは186店。JR九州の駅ビルとしてはJR博多シテイ(博多駅ビル)に次ぐ規模で、7か所目。駅一帯に商業施設、オフィスビル、ホテル、マンション(地上30階建てと地上14階建て)をギュッとまとめた”新しい街”のような感じになっている」と語った。
 ー熊本駅は通町や桜町などの中心街から離れているが?。
 「確かに。中心街との距離は約2.6キロ。九州の主要都市では一番離れている。今後は駅一帯の街づくりと共にイベントなどを通じて中心街と連携し、都市の活性化に努めていきたい」と語った。
 ー九州新幹線は、全線開業して10周年になる・。
 「そう、乗降客は従来に比べて1・6倍に増加した。九州新幹線で、福岡、熊本、鹿児島の生活圏が広がったと思う。当初、熊本はストロー現象で、買い物客などが福岡に吸い取られると心配されていたが、実際は逆に勝ち残った感じがする。プラス効果を一番受けているのではないか。ただ、現在はコロナの感染拡大で乗降客が減少し、大変厳しい状況が続いている」と語った。
 「ところで、私の祖母は熊本の人吉市出身。確か、尚絅校の一期生か、2期生だったと思う。また、祖父も熊本工専(現在の熊本大学工学部)の卒業。熊本とは、なにかと縁がある」と笑顔を見せた。

「JR博多シテイに次ぐ規模です」と語る青柳俊彦社長
今月23日にオープンする熊本駅ビル・アミュプラザくまもと
松岡のインタビューに答える青柳俊彦社長(右)
福岡市博多区の九州旅客鉄道本社
バス乗り場や駅前広場などが整備された熊本駅
鹿児島中央ー新大阪間を走る「みずほ号」(博多駅で)
博多ー鹿児島中央駅間の九州新幹線ルート図
阪急百貨店などが入居しているJR博多シテイ(博多駅ビル)