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「熊本駅は九州で10位に”転落”・・」・・JR九州・駅別乗車人員

2021年8月27日(金)

 JR九州はこのほど、2020年度の九州の駅別乗車人員を発表した。それによると、熊本駅は前年の5位から10位に”転落”した。
 九州の駅別乗車人員は、一日平均で1位が博多駅(97,674人)、2位が小倉駅(25,014人)、3位が鹿児島中央駅(14,013人)、4位が大分駅(13,250人)、5位が吉塚駅(12,524人)、6位が黒崎駅(11,333人)、7位が折尾駅(11,306人)、8位が香椎駅(10,494人)、9位が千早駅(10,452人)、10位が熊本駅(9,465人)だった。
 コロナ禍で上位10駅の乗車人員は、全て減ったが、1位の博多駅から4位の大分駅までは順位が変わらず、5位の熊本駅だけが10位に”転落”した。代わって、福岡市の吉塚駅(5位)、香椎(8位)駅、、北九州市の黒崎駅(6位)がランクアップした。
 これは県境をまたぐ移動の自粛を求められたことで、九州新幹線などの旅行・出張客の利用が多い熊本駅が大きくダウンしたものと見られる。
 熊本の経済界では「中核都市として、熊本のの地盤沈下ではないか」、「福岡都市圏の拡大が続いている証拠」、「もっと真剣にコロナ対策をやるべきではないか」などという声が上がっている。

乗車人員が5位から10位に”転落”した熊本駅
熊本駅前広場と周辺の高層ビル群
コロナ禍で乗降客が少ない新幹線・熊本駅(改札口)
2020年度の駅別乗車人員(熊日新聞データ)
乗降客が九州で最も多い博多駅
九州で2番目に利用客が多い小倉駅(北九州市)
今年4月にオープンしたJR熊本駅ビル(アミュプラザくまもと)
熊本駅の在来線・改札口