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「今年3月期の総取扱高は1664億円・」・熊本県経済連の丁道夫会長

2021年11月26日(金)

 熊本県経済農業協同組合連合会(熊本市中央区南千反畑町)の丁道夫会長は12月8日、同本部で「今年3月期の販売・購買事業の総取扱高は1664億円、経常利益は8億5000万円で、減収増益だった」などと語った。
 これは「くまもと経済」新年号のインタビューに応えて語ったもの。まず、会長就任1年半について、「経済連職員と農協・組合員との間で意識のギャップがあることを感じた。それで、経済連職員には組合員や単協職員の協力のお陰で成り立っていると伝え、指導している」と切り出した。
 次いで、「熊本県は有数の農産物生産県。今年3月期の総取扱高(農産物の販売・機械や農薬などの購買)は1664億円で、前年に比べて3.2%の減少だった。一方、経常利益は8億5000万円で、12.5%の増益だった。野菜、果実、コメなどの取扱高が前年を下回った。これは新型コロナの影響によるもの。特にコメは外食の減少で、前年を25%も下回った。今期の総取扱高は1730億円になる見通しで、コロナ前に戻る」などと説明した。
 昨年の県南豪雨の被害や復旧状況については。「被害は人吉・球磨地区や芦北地区など広い範囲に及び、被害総額は10億円を超えた。今、中小河川の周辺の農地等で、復旧工事が続いている。耕作が全く出来ない農地があちこちにある。復旧までには、まだまだ時間がかかる」と語った。
 丁会長は昭和30年9月生まれの66歳。芦北町湯浦出身。芦北高校ー中九州短期大学(1期)卒。趣味はゴルフ。

「今年3月期の取扱高は1664億円だった」と語る丁道夫会長
熊本市中央区南千反畑町の県経済連本部ビル
松岡のインタビューに答える丁・経済連会長(左)
机上に「県産牛肉」や「イチゴ」などを置いて、語る丁会長
イチゴやメロン、スイカなど、熊本県の特産品マップ(地図)
経済連玄関横に掲示してある「日本農業」の宣伝ディスプレー