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「今年は創業125年、ひよ子誕生110年」・(株)ひよ子の石坂淳子社長

2022年7月2日(土)

 銘菓ひよ子で知られる(株)ひよ子(福岡市南区向野1丁目)の石坂淳子社長は7月1日、同本社で「今年3月で創業125周年。いろんな荒波を乗り越え、皆様に愛されて今日を迎えました。ありがたいことです」と語った。
 これは「ふくおか経済」8月号のインタビューに応えて語ったもの。石坂社長は福岡県朝倉市出身、朝倉高校ー筑紫女学園短期大学国文科卒。66歳。2009年11月に社長に就任し、約13年になる。社員は約380人。
 石坂社長は「今年は創業して125周年。そして、銘菓ひよこが誕生して110年になります。ルーツは福岡藩藩祖の黒田官兵衛公が福岡入りする際に、八木山峠(飯塚市)の石坂茶屋に滞留されたことです。その石坂茶屋です。その後、初代・石坂直吉が飯塚本町に菓子舗吉野堂を新たに開店したのが菓子舗・吉野堂の始まりです。ひよ子は福岡の地で長い間、皆様にご愛顧いただいてきました。銘菓ひよ子は、110年前に作ったままの形で、今日まで続いています。厚く感謝申し上げます」と沿革と感謝を語った。
 コロナの影響については、「大変な影響を受けました。一時は売り上げが8割ほど落ちたことがあります。その後、日常の菓子、家庭内消費に対応した結果、売り上げが回復しています。今年はコロナ前の8割か、9割ぐらいまで回復するのではないかと、期待しています」と語った。。
 ところで、商品の種類は。「商品は、ひよ子をはじめ、サブレ、クッキー、ぜんざい、わらびモチなど100種類ぐらい作っています。アイスクリームも作っています。これからも変わらぬ企業理念で、お菓子づくりに努めて参ります」と笑顔で説明した。

「今年は創業125年、ひよ子誕生110年」と語る石坂淳子社長
福岡市南区向野1丁目(の株)ひよ子本社
松岡のインタビューに答える石坂社長(中央)。左は石坂泰三常務
博多駅のよかもん市場にある「よほ子」の直営店舗
店頭に並べてある銘菓「ひよ子」の贈答用品(中元)
社長室(4階)から見える西鉄電車路線と第一薬科大学キャンパス