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「今年3月期決算は減収減益だった・」・西日本鉄道の林田浩一社長

2024年7月25日(木)

 西日本鉄道(福岡市博多区博多駅前3丁目)の林田浩一社長は7月24日、同本社で「今年3月期決算は売上高が4116億円、経常利益が245億円で減収減益だった。今期は上向きに転じている」などと語った。
 これは「ふくおか経済」8月号のインタビューに応えて語ったもの。林田社長は昭和40年9月生まれの58歳。長崎県南島原市出身。九州大学法学部卒。
 まず、西鉄大牟田線・貝塚線が開業して100周年について・。林田社長は「おかげで開業100周年を迎えた。特別に記念事業はやっていないが、100周年のラッピング電車を走らせている。また、新たなCMを流している」と語った。
 今年3月期の連結決算については・。「売上高が4,116億4900万円で前期比16.8%の減少、経常利益が245億3800万円で前期比12.1%減となった。運賃原価の高騰で、物流事業が悪化した。これに中国の景気が悪くなったのが響いた」、「一方、分譲マンションの開発事業は福岡エリアや首都圏だけでなく、現在は札幌、岐阜、岸和田(大阪)などでも取り組んでいる」と説明した。
  福岡市中央区天神に建設している「ワンビル」(西鉄本社ビル)の建設状況については・。「工事は順調に進んでいる。新ビルは地上19階・地下4階建て、延べ床面積は約14万5000平方m。完成は今年12月の予定。ビルの18階と19階には少しハイセンスなホテルをつくる。部屋は全部で41室」などと語った。

「3月期決算は減収減益だった」と語る西日本鉄道の林田社長
福岡市博多区博多駅前3丁目の西日本鉄道本社
松岡のインタビューに答える林田浩一社長(左)
新ビルは地上19階・地下4階建て。延べ床面積14万5000平方m
福岡市博多駅前を走る西鉄バス
西鉄の天神高速バスターミナル。上層部は三越デパート