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1800qを超えた“絆”の交流・・・竜南中学

2012年10月1日(月)

熊本市立竜南中学(熊本市中央区坪井)は9月22日、岩手県宮古市の河南中学との交流会を催した。両校の距離1800q。これは東日本大震災の被災地支援の一環として震災経験から教訓を学ぼうと竜南中学と同校PTAが企画したもの。同校からは全校生徒と保護者ら約520人が参加した。
 震災後、同校PTA単独で被災地の中学校を訪問、その中の一つであった河南中との交流続けるうちに今回の来熊が実現したもの。38mの大津波に襲われた岩手県宮古市、授業中に大震災が発生、家族と離れそのまま何日も学校に残された生徒たち、さらに300人の地域住民が避難してきた河南中学。同校からは菊池裕副校長、加賀正勝PTA会長、稲垣道子教諭、沢田日菜生徒会長、坂下悠乃生徒会副会長ら5人が訪れた。
 スライドを上映しながら副校長、PTA会長らが震災時の状況を生生しく報告、沢田さんは「住民からの感謝の言葉に元気をもらい、お互いを思う気持ちで頑張れた」と絆の大切さを語った。(安田)

両校の校章や「絆 共に生きる」の人文字がデザインされた旗を竜南中の寺本生徒会長に渡す河南中の沢田生徒会長ら(中央)
スライドを上映しながら被災状況を説明する河南中の菊池副校長
これまでの経緯を説明する竜南中の山城PTA会長
熱心に聞き入る竜南中の生徒、来賓ら