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14年度末供用へ残る1.8qの工事急ぐ・・国道3号熊本北バイパス 

2012年10月30日(火)

  国道3号の渋滞を生む通過車両を分散するルートの早期構築が待たれている。その一端を担う熊本北バイパスは、国道387号(通称飛田バイパス)と交差する須屋交差点(合志市須屋)から国道3号と結節する熊本市北区四方寄町まで、残る1.8q区間の工事が進んでいる。供用予定は14年度末、工事進ちょく率は約95%、用地買収率は約99%。
 熊本北部浄化センター南側、坪井川をまたぐ延長383mの「石田橋」(仮称)は計5本の橋脚のうち、最後となる橋脚(高さ26m)の基礎工事が進行中。来年3月に同橋の下部工工事はメドがつく予定で、上部工工事は来年1月末以降の着手を見込んでいる。現在、国道387号が同バイパスと国道3号のアクセス道路となり交通量が3割増加している状況で、1・8q区間の整備で両国道の混雑緩和と「須屋」「山室」両交差点の渋滞緩和が期待されている。12年度予算は12億3千万円。(川野)

須屋側から見る石田橋の橋脚。手前で5本目の橋脚の基礎工事が進む。最高部は地上高26m
橋脚の下部工工事は10月現在で基礎となる杭打ちが進行中。強度を高めるため、地下に埋め込む杭は深さ40m以上となる
1・8q区間の東の起点、須屋交差点際では地盤改良が施工中だ
07年度末に合志市須屋−熊本市北区麻生田間1.6q区間が供用を始めた熊本北バイパス。写真の須屋交差点では国道3号から同バイパスに入る渋滞が慢性化、解消が待たれている