創設者・出田憲二氏の胸像除幕式・・・・・平成音楽大学

　学校法人御船学園平成音楽大学（御船町、出田敬三理事長・学長）は、学園創設者で前理事長の出田憲二氏（１９２３年〜２０１０年）の胸像を制作、１１月１日に同大学で除幕式を開催した。
学園創立４０周年記念事業の一環として取り組んだもので、胸像は本館の玄関ホールに設置した。高さ約７０�pのブロンズ製で、出田憲二氏の晩年の穏やかな表情で、原型制作は彫刻家の熊谷友児氏（富山県高岡市）が手掛けた。 
　除幕式には、学園関係者ら約５０人が出席。出田敬三理事長、出田憲二夫人の澄子学園評議委員ら６人が除幕した。出田学長は「学園創立４０周年の節目として何かの形を残したかった」とあいさつした。
出田憲二氏は、御船町出身でNHK九州放送管弦楽団や九州交響楽団のトランペット奏者、熊本県警察音楽隊楽長を経て、７２年（昭和４７年）に熊本音楽短期大学（現平成音楽大学）を開学。音楽家として「熊本県民の歌」をはじめ校歌や市町村歌など数百曲を作曲し、旭日中綬章受賞や県芸術功労者、御船町名誉町民も受章している。２０１０年に８７歳で逝去。（桜木）