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参院熊本選挙区に馬場氏擁立…自民党県連

2013年1月29日(火)

 自民党県連(会長=山本秀久県議)は1月28日、熊本市の県連会館で役員会を開き、次期参院選の熊本選挙区(改選数1)に新人で県議会議長の馬場成志氏(48)を擁立する方針を決定した。近く党本部に公認申請する。
 同県連では昨年の衆院選以降、参院候補の擁立作業を本格化させ、1月20日には熊本市内のホテルで参院候補の第1回目の選考会を開催し、党所属議員や友好団体の幹部などから理想の候補者像を聴取。それらの意見をもとに県連執行部内で人選を進め、28日の午前中に開かれた第2回目の選考会で馬場氏擁立を提案、全会一致で了承を得ていた。
 役員会後に会見を開いた山本会長は「年齢的に若い上に政治的キャリアも豊富で、国の動きや熊本の実情を十分に把握している。即戦力になる候補だ」と馬場氏擁立の理由を説明。また、会見に同席した前川收幹事長も「馬場氏は地方議員として積み上げてきた知識と経験があり、参院候補としての資質は十分。絶対落とす訳にはいかない」と強調し、馬場氏の当選に向け全力をあげる考えを示した。
 馬場成志(ばば・せいし)氏は1964(昭和39)年11月30日生まれ、熊本市出身。県立熊本工業高校卒、熊本県産業開発青年隊訓練所修了。建設会社勤務、代議士秘書を経て、91年の熊本市議選に出馬し初当選、以後2期連続。97年の県議補選(熊本市区)に出馬し初当選、以後5期連続。2011年5月から県議会議長。これまで県議会副議長、自民党青年局中央常任委員会議長、自民党県連政調会長などを歴任している。
 同選挙区を巡っては民主党の現職・松野信夫氏(61)も再選に向け立候補を表明しているほか、共産党県委員会も新人候補の擁立を目指している。(城島) 

2011年5月から県議会議長を務める馬場成志氏
役員会後の会見で馬場氏擁立の理由を説明する前川收幹事長と山本秀久会長(右)