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熊本市内1号店「コープ春日」をオープン〜生活協同組合水光社

2013年5月30日(木)

  本部を水俣市に置く生活協同組合の水光社(杉本健二理事長)は5月17日、熊本市初出店となる「コープ春日」を西区春日7丁目にオープンした。当日、店舗前で開いた開業式で挨拶に立った杉本理事長は、「コープ春日ができて良かったといわれるよう頑張りたい」と、新市場での店舗事業拡大に意欲を見せた。
 新店は、敷地面積が約8700u、店舗面積約3300u、駐車場は156台収容。テナントで百円ショップの「セリア」、お弁当・総菜の「ヒライ」、パン工房「麦穂」ほかクリーニング店、フラワーショップが入居。営業時間は9時30分から21時。初年度の事業高(売上高)目標は9億4400万円。同店周辺では、流通最大手イオン系のイオンタウン(千葉市)と、準大手のイズミ(広島市)がNSC(近隣型ショッピングセンター)の出店を計画しており流通激戦区となりそうだ。
  水光社は日本窒素肥料(チッソ、現JNC)水俣工場従業員の購買組合として1920(大正9)年に設立、これまで店舗事業は水俣地区で行なってきた。2012年度の供給高(売上高)は約107億円。内訳は店舗事業が61億円、無店舗事業が46億円。組合員数は6万5734人。来年4月にはコープ熊本学校生協(本部・熊本市)と経営統合する。統合後の組合員数は約13万人。(編集部・香月)

5月17日の「コープ春日」開業セレモニーでは「代継太鼓」が演奏され多くの来店客で賑わった
「『コープ春日』があってよかったと言われるよう頑張りたい」と挨拶する杉本健二理事長
開業日の17日、買物客で賑わう「コープ春日」店内
組合加入の手続きをする来店客。競合激化が予想されるなか水光社では消費者の組織化に力を入れる