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韓国定期コンテナ航路が週3便に・・・八代港

2013年6月26日(水)

  八代港と韓国・釜山港を結ぶコンテナ定期航路が6月1日から、これまでの週2便から3便体制となった。同航路は99年に韓国の高麗海運鰍ニ興亜海運鰍フ2便が就航、以来14年ぶりの増便。
  就航したのはソウル市の長錦(シノコー)商船鰍ナ、土曜に入港する。船は水曜に釜山を出港後、下関、門司、細島(日向市)の各港を経て毎週土曜に八代に入り、釜山に戻るスケジュール。八代市商工観光部重点港湾八代港営業隊では「同船ではこれまで博多や門司で降ろしていた荷物を八代で降ろすケースが増えているようだ。陸送コストの削減など航路開設のメリットを感じている県内の荷主は多い」と話している。
  同日は同港で歓迎式典があり、関係者ら約40人が出席。八代港ポートセールス協議会会長を務める福島和敏市長は「3便化による競争で運賃が下がり、新たな需要の掘り起こしにつながる。現在博多港に向かう積み荷を八代港に戻すためにも新たなガントリークレーンの設置が必要」とあいさつ。松木喜一八代商工会議所会頭も「週3便で八代港が新たなスタートラインに立った。さらに機能を生かすにはコンテナの取扱能力に優れた大型のクレーンが欠かせない。新たな整備で八代港に目を向ける荷主は多い」とハード整備を訴えた。(川野)

雨の中、八代港に初入港する長錦商船の「シノコー マサン号」(3597トン)。6月1日
船から積み荷を降ろすガントリークレーン。この日は30個のコンテナを降ろした
歓迎式典では福島市長から孫基佑シノコー マサン号船長に記念の盾が贈られた。右は松木会頭