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須屋交差点で橋桁架設〜国道3号熊本北バイパス

2013年6月29日(土)

  国土交通省が進める国道3号熊本北バイパス工事で、合志市の須屋交差点に建設中の須屋高架橋(仮称)の橋桁が6月11日と12日の未明に架設された。秋には須屋橋西側で石田橋(同)の上部工工事にも着手予定で、須屋―四方寄町間1・8キロの14年度供用開始を目指す工事が追い込みを迎える。
  架設された鉄製の橋桁は、幅2・5m、高さ2・4m、全長約59mで重量は112トン。3分割した橋桁を400トンクレーンで吊り上げ、橋台と仮設橋脚に設置する「クレーンベント架設」と呼ばれる工法で行なわれた。設置した主桁の上に厚さ23pのRC床板を敷き、その上にアスファルト舗装を施す。秋頃からは須屋交差点西側、坪井川を跨ぐ石田橋の上部工工事に着手する。
  国道3号熊本北バイパス(熊本市北区四方寄町―同市東区新南部4丁目)は延長7・6km。1973(昭和48)年に着工、08年3月までに新南部4丁目―須屋交差点間約5・8kmを4車線で供用しており、残す須屋交差点―四方寄町間約1・8kmを建設中で14年度中の全線供用を予定している。(編集部・香月)

国土交通省熊本河川国道事務所が進める国道3号熊本北バイパス須屋高架橋(仮称)の上部工工事で、400tクレーンで吊り上げられ橋台に設置される橋桁(6月11日午前4時頃)
設置された合志市側車道の橋桁。熊本市側車道の橋桁は翌12日未明に設置された
須屋交差点から尾根をひとつ隔てた西側、北区四方寄町では坪井川を跨ぐ石田橋(仮称)の下部工工事が進んでいる。石田橋の橋脚は高さが30mを超える
葉山パークタウン(四方寄町)の中にそびえる石田橋の橋脚。北バイパスは住宅団地の上を飛び越え国道3号植木バイパスとつながる
国道3号熊本北バイパス地図(国土交通省熊本河川国道事務所ホームページから)