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奄美大島のシルク化粧品を熊本から全国に販売・・・奄美市のアーダン

2013年7月2日(火)

 鹿児島県奄美市のシルク化粧品製造・販売の潟Aーダン(西博顯社長)は昨年2月から熊本市中央区南熊本3丁目の大学連携型起業化支援施設・くまもと大学連携インキュベータ内に入居し、現在、全国の顧客への電話対応を行うコールセンターと配送センターを開設している。
 同社は、シルク(絹)を素材とした化粧品、医薬部外品、健康食品及びシルク衣料品などの開発・製造・販売を手がけ、全国に販売。同社の化粧品は「純絹」「初絹」「fibro(フィブロ)」の3シリーズを揃え、独自の製法によりシルクを80%以上使っているのが特徴という。製造は奄美市の本社のほか、今年4月には鹿児島県大島郡龍郷町に新工場が稼働を開始し、生産体制を増強。医薬部外品の製造設備も備え、秋頃から販売を計画している。また絹の再生医療への可能性を視野に東京農工大学や鹿児島大学と共同研究も進める。熊本では現在、コールセンターと配送センターを開設。大学等との共同研究のほか、今後の販路拡大を図る拠点として活用している。西社長は「熊本はコールセンターの素地が揃った地域。全国の女性にシルクを使った化粧品と絹の素晴らしさを広めていく拠点として確立していきたい」と話している。(熊谷)

くまもと大学連携インキュベータ内に開設するコールセンター。配送センターも併設する
同社の西博顯社長
写真はシルクを使った化粧品シリーズ「fibro(フィブロ)」。このほか、「純絹」「初絹」の3シリーズのラインナップを揃える
今年4月に稼働した鹿児島県大島郡龍郷町の新工場。医薬部外品の製造設備も備える