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幸山不出馬で8年ぶりの本格選挙に突入・・・・熊本市長選

2014年6月7日(土)

 「立候補しないことを決断した」―幸山政史熊本市長は今年11月に実施予定の次期市長選への不出馬を表明した。政界関係者の多くが幸山氏の4選出馬を予想する中での、まさかの不出馬表明。衝撃が広がるとともに、市議会各会派や各政党では新たな候補者選びが迫られている。
 市議会最大会派の自民党市議団は6月3日に会議を開き、独自候補を擁立する方針を固めた。また、市議会第二会派のくまもと未来も候補擁立を匂わせているほか、共産党も市政転換を掲げる候補者を夏までに選定する見通しを示している。
 同市長選を巡っては、2002年の市長選で幸山氏の初当選を支援し、結果的に自民党を離れる形となった大西一史県議(46歳)の出馬が注目されているほか、田尻善裕熊本市議(50歳)ら複数の市議も意欲を見せている。
 また、経済界からは石原靖也東光石油会長 (60歳)、中山峰男崇城大学学長 (66歳)、丸本文紀シアーズホーム社長(59歳)らの名前が囁かれているほか、幸山氏とともにMICE施設の必要性を訴え、整備推進の立場をとってきてきた田川憲生熊本商工会議所会頭(67歳)を推す声も出ている。
 さらに中央官庁からは熊本出身で総務省地域政策課長の猿渡知之氏(53歳)や2000年から04年まで潮谷県政の下で副知事を務め、現在は内閣審議官の黒田武一郎氏 (54歳)などの名前も浮上しており、候補者の顔ぶれは混沌としている。詳しくは週刊政治レポートに掲載。(城島)

6月2日に緊急会見を開き、4選不出馬を表明する幸山市長
突然の不出馬表明を受けて報道陣からコメントを求められる自民市議団長の江藤氏。各政党、各会派では新たな候補者選びが始まっている