トップ フォトニュース アシスト機能付きのいすを販売・・・フュージョンテク
フォトニュースPhoto News

アシスト機能付きのいすを販売・・・フュージョンテク

2015年1月21日(水)

福祉介護器具開発やメカトロ二クス設計・開発などの潟tュージョンテク(熊本市中央区南熊本3丁目くまもと大学連携インキュベータ内、金秀映社長)は2月下旬、アシスト機能付きのいすの販売を開始する。
名称は「楽立楽座 たて〜る」。介護施設の利用者などが対象。利用者がいすからの立ち上がるのに合わせ、座面が浮き上がり、斜面となることで立ち上がりをアシストする機能を備え、介護側の負担軽減にも寄与する。座面の浮き上がり強度は無段階に調整することが可能。座面下のユニット部分は、スライダーやバネ、シリンダーなどを使い単純化し、現在特許申請中。価格は29800円を予定している。同様の製品は、7万円から8万円で販売されており、同社ではより低コストで実用的ないすの販売を目指し、以前から開発を進めていた。
生産においては、障害者の就労支援を目的に、就労施設などへユニットの組み立てから発送までを委託するほか、地域の活性化を目的として福岡市の家具メーカーなどとOEM契約を結び生産を計画中。同商品の開発は、金社長の夫にあたるイラン出身の崇城大学情報学部勤務のアハラリ・アリレザ准教授が中心となって進めている。3月までに50台、それ以降は月100台の販売を目指していく。(堀内)

研究・開発を手掛けたスタッフらと崇城大学のアハラリ・アリレザ准教授(左から2番目)
立ち上がりに合わせて座面部分が斜面となり、立ち上がりをアシストする機能を備える