トップ フォトニュース 「チョコで被災者応援」に支援の輪広がる・・・ショコラの宮本シェフら
フォトニュースPhoto News

「チョコで被災者応援」に支援の輪広がる・・・ショコラの宮本シェフら

2017年3月3日(金)

 フランス料理店「ショコラ」(熊本市中央区下通2丁目)の宮本智久シェフらはバレンタインチョコレートで熊本地震の被災者を励まそうと、「HAPPYバレンタインプロジェクト」を発足。2月12日に県内14市町村にある仮設団地を訪問し、約4千世帯に励ましのメッセージを添えたチョコを届けた。
 熊本地震から1年を前に「不安を抱える被災者を元気にしたい」と思い立った宮本シェフは同店の売上金の一部などを活用し、チョコ約5千個を用意。宮本シェフの呼びかけに応じた約40人がチョコの包装作業を手伝うなど徐々に支援の輪が広がり、熊本市の調理菓子専門学校・常盤学院(熊本市中央区本荘町、宮本茂生校長)の生徒たちは大津町産のサツマイモを使ったチョコマフィン約600個を用意。合計5600個を手分けして県内全ての仮設団地に届けた。
 宮本シェフは「最初は一人で始めたが、フェイスブックなどを通じて支援の輪が広がっていった。このつながりを大切に今後も無理のない支援を続けたい」と話している。(城島)

チョコで被災地を応援しようと「HAPPYバレンタインプロジェクト」を立ち上げたフランス料理店「ショコラ」の宮本智久シェフ(左)
宮本シェフの呼びかけに応じて集まった約40人のボランティア(写真提供:熊本朝日放送)
益城町の仮設団地を訪問し、チョコを届ける常盤学院の学生たち
チョコと励ましメッセージに笑顔を見せる仮設団地の入居者