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ハッカソンイベントで小中学生がアイデア競い、プレゼンテーション

2017年5月8日(月)

 県内5団体で構成するSpace Apps Challenge Kumamoto実行委員会(実行委員長:内村安里クランポンスクール共同代表)は4月29日、同市中央区新市街の崇城大学SCB放送局で小学校高学年〜中学生を対象としたハッカソンイベント「Space Apps Challenge Kumamoto for kids 2017」を開催した。 
 同イベントは米国航空宇宙局(NASA)や宇宙航空研究開発機構(JAXA)などが公開している宇宙・地球環境・衛星関連のデータを使ったアプリ開発を目的に開催しているもの。また、ハッカソンとは「ハック」と「マラソン」を組み合わせた造語で、ソフトウェア開発者が一定期間集中的にプログラムの開発やサービスの考案などの共同作業を行い、技能やアイデアを競うイベントのこと。他会場ではアプリ開発が可能なエンジニアやデザイナーを参加対象としているが、熊本会場では「熊本在住の子どもたちにもっと広い世界を知ってもらいたい、もっともっと大きな夢を描いてもらいたい」といった想いから、参加対象を小学校高学年〜中学生に設定した。
 当日は小中学生16人が参加。アイスブレイクを兼ねたチーム対抗ゲームを経て、3班に分かれて「地球外生命体が地球に遊びに行きたくなるような観光ビデオを作ろう!」のテーマのもと、アイデアを出し合い、手描きの絵コンテを制作。その後、班ごとにプロモーション案をプレゼンテーションした。金賞に選ばれたのは、言葉を用いずに世界の四季を紹介するプロモーション案で、ナレーションを入れないアイデアやプレゼン方法が高く評価された。なお、優勝チームは。絵コンテをもとにスタッフが動画を作り、NASAに提出するという。
 同実行委員会はKumaMCN(北区植木町一木)、クランポンスクール(中央区紺屋町1丁目)、えきまえスペース(西区春日2丁目)、SCB復興支援プラットフォーム(中央区新市街)。AppLeague(八代市古閑中町)で構成。(堀)

4月29日に開催したハッカソンイベント「Space Apps Challenge Kumamoto for kids 2017」
「地球外生命体が地球に遊びに行きたくなるような観光ビデオを作ろう!」をテーマに、アイデアを出し合う参加者たち
考案したアイデアを、絵コンテをもとにプレゼンテーション
審査員を努めた、熊本市立熊本博物館・天文専門学芸員の野村美月さん
「言葉を用いずに世界の四季を紹介するプロモーション案」を発表し、金賞を受賞したチーム
会場となった中央区新市街の崇城大学SCB放送局