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香港線が再開・・・阿蘇くまもと空港

2017年11月30日(木)

  昨年4月の熊本地震の影響で運休していた熊本−香港間の航空路線が11月16日、再開した。阿蘇くまもと空港に国際線3路線がそろうのは地震以来1年7カ月ぶり。当日は第1便178人の乗客を県関係者や県のPRキャラクター、くまモンが出迎え、再開を祝った。
 香港の格安航空会社(LCC)、香港エクスプレスが定期チャーター便として来年3月22日まで、木曜と日曜の週2便を運航。計37往復を予定し、利用状況に応じ来年10月末まで延長する。取り扱いは香港の旅行会社、パッケージツアーズ。県内の個人客も香港エクスプレスのホームページからチケットを購入できる。
 第1便で訪れた香港エクスプレスの何泓蔚総経理は会見で「鹿児島や福岡を周遊する観光客にとっても九州の中央に位置する熊本空港は非常に便利。搭乗率85〜90%を目標に定期便化へ努力していきたい」と述べ、パッケージツアーズの袁振寧常務は「就航を機に熊本と九州全体の魅力を広げたい。定期便化を期待している」と話した。
  阿蘇くまもと空港の国際線は、昨年6月に台湾・高雄線、ことし4月に韓国・ソウル線がそれぞれ定期便を再開。香港線は地震発生まで香港航空が定期便を週2往復運航していた。(川野)

阿蘇くまもと空港に到着した香港エクスプレスの第1便。機材は180人乗りのエアバスA320
到着ロビーで出迎えを受け、早速くまモンと記念撮影する第1便の乗客。香港でもくまモンは人気だ
関係者でくす玉を割り就航を祝った。左から村田信一熊本空港ビルディング社長、松原悟熊本空港事務所空港長、田嶋徹副知事、何泓蔚香港エクスプレス総経理、袁振寧パッケージツアーズ常務
何泓蔚香港エクスプレス総経理(中央)は会見で路線開設理由に九州の中央に位置する阿蘇くまもと空港の地理的優位性を強調した。左は田嶋副知事、右は袁振寧パッケージツアーズ常務