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次期会長に現幹事長の前川氏・・・自民県連会長選考委

2017年12月28日(木)

 自民党県連会長選考委員会(選考委員長=野田毅衆院議員)は12月24日、熊本市中央区のホテル熊本テルサで第1回会合を開き、次期会長候補者に現県連幹事長の前川收県議(菊池市区・7期)を全員一致で決定した。12月14日に辞任した山本秀久会長の後任として選出したもので、来年1月16日に開く臨時県連大会で承認されれば正式就任する見通し。次期会長候補に決まった前川氏は「熊本地震の発生で連携力の強化が求められる中、政党支部の役割も大きくなっている。県民の声を集約し、発信していくという政党支部としての役割を強化し、期待に応えていけるようしっかりと頑張っていきたい」と意気込みを語った。
 前川收(まえかわ・おさむ)氏は菊池市出身、1960(昭和35)年7月9日生まれ、57歳。鹿本高校卒。88年から菊池市議を3期務め、93年の県議補選に菊池市区から出馬し、初当選。以後7期連続当選。2003年県議会副議長、14年県議会議長を務め、07年から自民党県連幹事長を務める。
 選考委員会は国会議員や県議、友好団体の代表ら18人で構成。当日は委任状1人の欠席で17人が出席し、非公開で会議を実施。終了後に報道陣の取材に応じた野田委員長は前川氏を候補として全員一致で決めたことを報告した上で「この10年間、山本県連会長をしっかりと支えて頑張ってきた前川幹事長の存在なくしてチーム熊本の今日までの成果はない」と前川氏の功績を評価。選挙戦についても「これまでも見事に乗り越えていただいた。来年は熊本市長選もあり、その後は統一地方選、参院選もある。県連は政策課題だけでなく、本部運営、人材を育てていくこともこれからの大きな課題の一つだと思う。そういう意味も含めてやってもらえると思う」と評価を語った。また同席した松村祥史参院議員は「国会議員の信頼も厚く、党本部にも強い太いパイプを今日までつくって来られた。山本会長の下で、きめ細やかな動きでサポートして来られた前川幹事長にぜひ次期会長を引き受けていただきたいと県選出国会議員7人も総意で決定した」と付け加えた。また会見後は、前川氏が報道陣の囲み取材に応じ、意気込みを語った。(政治経済部・熊谷)

次期会長候補に決定し、報道陣の囲み取材に応じる前川氏
選考委員会終了後、会見に臨む選考委員長の野田衆院議員と参議院代表の松村参議
国会議員や県議、友好団体の代表ら18人(うち1人は委任状)で協議した自民党県連会長選考委員会